振動解析に用いる解析ソフトは、市販の汎用解析ソフトや専用のインハウスコードが主流です。最近の解析ソフトは機能が豊富で様々な問題に対応できるようになっておりますが、応用的な機能を利用したりカスタマイズするためには煩雑なユーザサブルーチンを開発する必要があり、開発コストが膨れることがあります。
例えば、扱う自由度が少なく市販汎用解析ソフトや専用ハウスコードに搭載されていないアルゴリズムを用いた振動シミュレーションが必要な場合、MATLAB/Simulinkを用いると比較的少ない開発コストで実現可能です。
MATLAB/Simulinkを用いた振動シミュレーション技術の経験を有しています。
機械工学(動力学、振動工学、材料力学、構造力学)、有限要素法
MATLAB/Simulink
初期設計段階の振動応答把握、振動トラブルの仮説検証(原子力関連機器、メカニカル製品、他)
上下動入力に対象物がより浮き上がる水準を概略的に推定するため、浮き上がりが懸念される搭載部分と支持構造の2つの自由度による非線形振動シミュレーションをMATLAB/Simulinkを用いて実施。
想定する物理モデルより振動の運動方程式を導出し、その運動方程式をアナログ回路に載せるように変形したうえで下図のようなSimulinkモデル(ブロック線図)を作成・設定する。なお、ここでGAP要素はサブモデル機能を用いて問題に応じた特性を与えた。
Simulinkモデル(ブロック線図)